【第2回 ネットワークビジネス概論】

 ネットワークビジネス(マルチレベル・マーケティング)ほど
 人によって解釈や見解が異なるビジネスはありませんね。
 ここで、もう一度、基礎知識として整理しておきましょう。

◆マルチレベル・マーケティング(MLM)とは?

 マルチ=多面的な レベル=階層 マーケティング=商法
 つまり、「多面的な階層で物品を流通させる仕組み」という意味。

 アメリカで1930年代に誕生した無店舗訪問販売商法のひとつで
 商品の愛用者(消費者)が同時に販売員も兼ねるDB(ディストリビューター)方式を
 採用することで独自の販売システムを確立した。
 MLM大手には企業格付ランキングでトップクラスも少なくない。


◆ネットワークビジネス(MLM)は評判が良くない?

 MLM(ネットワークビジネス)の基本は
  ■自分が愛用する商品をクチコミで紹介し ≪紹介の輪≫を広げる■
 ことであり、広げた輪(流通組織)の大きさに応じて利益が配分される。

 この利益配分方式が非常に精緻であるために、この仕組みだけを利用し、
 粗悪商品を流通させて金儲けを企てる業者やDB(ディストリビューター)が
 後を絶たず、業界全体のイメージを悪化させている側面がある。


◆それでも、ネットワークビジネス(MLM)が流行るのは何故?

 アメリカでMLMが急成長した1980年代、
 スタンフォード研究所のレポートには次のように書かれていた。

 ■1990年代の終わり頃には、大衆が日常消費する商品やサービスの
  50〜60%がMLMの手法で販売されるようになるだろう■

 現実にはそこまでは到達していないが、IT革命の進展によって
 構造変化を余儀なくされた流通業界にあって、ネットワークビジネスが
 注目される存在としてクローズアップされてきたことは事実である。

 疲弊した既存の流通構造にもはや頼れなくなった企業も、
 独自の流通網を形成できるネットワークビジネスに注目している。

 また、終身雇用が約束されなくなったサラリーマン生活に不安を感じた個人も、
 自立自営の手段としてネットワークビジネスに注目している。


◆企業がネットワークビジネス(MLM)に取り組むメリットは?

 例えば、良い商品を持っていながら、資本力が弱いために、
 宣伝できず売れてない商品を、 ネットワークビジネスのルートに乗せれば、
 比較的短期間のうちに世に送り出すことができる。

 この点で企業にとってはネットワークビジネスは強力な武器になる。


(1)成功のルール
 人は生まれながらにして、人生ゲームに参加している。
 ゲームの目的は≪勝つ≫ことである。
 ゲームに勝つためには≪ルール≫を知っている必要がある。
 しかし、ほとんどの人は≪ルール≫を教えられていないのである。
 教えられたのは≪レール≫に乗っかることだけである。
 ※ レール=勉強して良い学校に入り、良い会社に就職して・・・

(2)社会情勢
 90%の人・・・気がついたら、お金が無くなっている。
 10%の人・・・いつの間にか、お金が貯まっている。

 一億総中流意識だった≪終身雇用≫の時代から
 ≪成果主義≫という格差社会になった。
 多くの方が、将来の不安から『副業』を望んでいる。

(3)NPU(Networkmarketting Political Union)
 ネットワークビジネス推進連盟
 健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟

 私はNPUの会員で、1兆3千億円・600万人以上が携わっている業界の
 正しい認知と社会的地位向上のために頑張っています。

(4)ロバート・キヨサキ
 「金持ち父さん・貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏は
 『金持ちは≪ネットワーク≫を持っている』と言っている。
 レールに乗って従業員となった方は、
 会社オーナーと政府のために働き、残った少額だけが賃金である。

(5)クワドラント
 4つのクワドラントがあり、左側から右側への移行には大きな壁がある。
  左側とは、E=従業員とS=自営業者
  右側とは、B=ビジネスオーナーとI=投資家
 右側のI(投資家)になれなくとも、B(ビジネスオーナー)にはなれますよ!

(6)ビジネスオーナー
 ネットワークビジネスはコピービジネスとも言われ、リプリケーションが大事。
 判断基準として、理念・会社・製品・プラン等が挙げられるが、
 初期投資が5万円以上や買い込み(在庫)があるものは注意が必要。

 理由は、貴方が出来るかどうかではなく、紹介した人が出来るかどうかであり
 初期費用の大きい場合は金儲け(マネーゲーム)主義となり、
 間違った「伝え方」をする結果、被害者意識をもつ方を量産しかねない。

(7)日本のNBの現状
 大半の企業が採用しているバイナリーは、10年以上続いた例はありません。
 バイナリーの長所は組織構築が早く教育が不要。
 短所は仲間意識が薄く安定しない。
 成功している企業の多くはブレイクアウェイ(代理店方式)を採用している。
 複数の製品提供が必要で組織構築には時間がかかるが、安定していく。


発行元 : ★クリックさせ隊★ 浜田 稔
URL : http://netya.biz/ONB/
問合せ : mh-gts@aquarius.biglobe.ne.jp
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